2009-10-18 [長年日記]
■戦乱学園!
難しい難しい。でも構わないか。これから10回以上は読み返すんだろうから。
しかし。
難しいのは当たり前だ。
こちらは《戦うこと》についてなんの勉強も訓練もしていない、現代社会に生きる一介の人間である。《戦うこと》にかけて超一流だった戦国時代の武将たちの思考を簡単にトレースできるはずがないのだ。
もしなにがしかの戦国時代の武将たちについての物語を読んで、そのようなことができるなら──物語がそのように読めるというなら、それはやはりただの物語でしかないのだろう。そこに書かれている武将たちは、稚拙なまがい物でしかないのだろう。
ゆえに、難しいと感じたのも当たり前。それでこその再読の価値があるというもの。
《戦うこと》と二重括弧付きで書いたのは、適当な言葉が思いつかなかったから。
ここで言わんとしているのが「戦いで勝つこと」ではないのは、この本を読んでくれれば分かるだろう。
そして、おそらくはこの本一冊まるまる使って「書こうとしていること」でもあると思うのだ。そんな内容を、簡単な言葉を使って表現できるとは思えなかったし、ここに書くこともできないと思った。
なので《戦うこと》という表記で逃げた。
心残りだけど、仕方がない。……と思いたい。
余談。
と、
を読んでおくと理解の助けになるかと。