過去の日記

2009-07-28 [長年日記]

僕たちの終末 [novel]

結構面白いのに、キャラクターの造形がほぼ「メシアの処方箋」と一緒なのが残念。
メシアの処方箋を読んでしばらく時間をおいた方がよかったか。

僕たちの終末 (ハルキ文庫)

  • 作者: 機本 伸司
  • 出版社/メーカー: 角川春樹事務所
  • 発売: 2008-05-15
  • ASIN: 4758433356
  • メディア: 文庫
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ストーリーのアウトラインは宇宙船での終末回避地球脱出もの。
太陽活動が活発になり、人類の死滅が確定的になった未来の話。

特徴は計画のポリシーが「駄目でもともと」なこと。
計画の発案も実行も民間ペース。
しかし主人公含め登場人物のほとんどが畑違い。
お上がやれないなら自分たちで、という発想。見切り発車してでも誰かが始めないことには、絶対に無理だろ? だから始めたんだ。と言うだけの主人公。
そうして、いろんな人・団体を巻き込んで、宇宙船の建造は実現へと向かう。
しかし……。

宇宙船のコンセプトは奇異。だけどなんか納得してしまう。
マスコミに向けて、そのコンセプトを説明する登場人物は、まるでこれまでのSF作品群の欺瞞を暴いているようにも見える。

買い損ねたサイレント・ ランニング買えた [movie]

よかったー。

サイレント・ランニング【ユニバーサル・セレクション1500円キャンペーン/2009年第4弾:初回生産限定】 [DVD]

  • 監督: ダグラス・トランブル
  • 出演: クリフ・ポッツ,ロン・リフキン,ブルース・ダーン,ジェシー・ヴィント
  • 出版社/メーカー: ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン
  • ASIN: B001T9V6S6
  • 発売: 2009-05-09
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でも、タイミング的には完璧だな。「僕たちの終末」を読んだ直後なんて。