2009-07-26 [長年日記]
■メシアの処方箋 読了
色々と登場人物たちの行動(原理)がひどい。展開を引っ張るロータスのキャラクターはあんまりだとも思う。
でも、まさにその点がテーマだから困る。
ぽんと目の前に禁断の領域──と数多のSF作品・非SF作品で書かれてきた様な所業──への道筋が表れた時、人はどうするのか? みたいな。
登場人物たちの行動に嫌悪感を抱く人は多いだろう。それを我慢してでも読むべき作品かと問われると、ちょっと首をかしげざるをえない。
そういう作品なんだと思って冷静に読んでいる分には。