2015-10-22 [長年日記]
■数学の大統一に挑む
面白い読み物だった。
数学の本ではない。
数学者の本。
ユダヤ排斥運動時代のソヴィエトで、彼がいかにして数学者になったのか。
研究者のコミュニティはいかにして作られるのか(そしていかにして壊れるのか)。
著者の主眼は、数学の、数学を研究することの面白さはどこにあるの? というところにあるのだろうけど、読んでみれば研究者ってどんな風に考え、どんな仕事をしてるの? という視点が面白かった。
p225
人に教える方法を、あなたに教えられる人はいない。