過去の日記

2015-04-01 [長年日記]

20世紀SF〈3〉1960年代・砂の檻 [novel]

20世紀SF〈3〉1960年代・砂の檻 (河出文庫)

  • 作者: アーサー・C. クラーク,ロジャー ゼラズニイ,ハーラン エリスン,サミュエル・R. ディレイニー,J.G. バラード
  • 出版社/メーカー: 河出書房新社
  • 発売: 2001-02
  • ASIN: 4309462049
  • メディア: 文庫
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トリを飾る「月の蛾」がものすごい。見事な《異世界》もの。
なにせ

ダンジョンズ&ドラゴンズというRPGと関連書籍の魔法体系は、ヴァンスの《暮れゆく地球の物語》シリーズの設定から着想された。

ジャック・ヴァンス - Wikipedia

あらゆるRPGの源流とも言えるD&Dの、そのまた源流を書いたような人の作品らしい。
最後、主人公がちょっと変貌しすぎじゃない? とはちょっと思うけど、差し引いても見事な作品。

ワンアイデアものの「何時からおいでで」。
今見たら予定調和的とも言えるオチだけど「街かどの穴」。
あたりが好み。
「コロナ」もよかったなぁ。