過去の日記

2014-10-17 [長年日記]

狂える者の書 [novel]

"一筋縄ではいかない"とは役者あとがきに書いてある言葉だけど、本当その通り。
3つの世界のパラディスパラディス/パラディ/パラダイスを舞台に話は進む。
3組の主人公。3つの世界。入り組む謎。
全ての世界は、どこか歪み、どこかが狂っている。
正気に見える人も、狂っているように見える人も、決して見た目の通りではない。
これぞタニス・リーの真骨頂、という感じの陰鬱とした物語。

狂える者の書 (パラディスの秘録) (創元推理文庫)

  • 作者: タニス・リー
  • 出版社/メーカー: 東京創元社
  • 発売: 2014-09-29
  • ASIN: 4488585078
  • メディア: 文庫
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