過去の日記

2014-07-14 [長年日記]

アジャストメント [novel]

「電気蟻」あたりはディテールさえ整えれば(さすがにさん孔テープはない)今でも通じるテーマだなぁ。

アジャストメント―ディック短篇傑作選 (ハヤカワ文庫 SF テ 1-20)

  • 作者: フィリップ・K・ディック
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • 発売: 2011-04-30
  • ASIN: 4150118051
  • メディア: 文庫
  • amazon.co.jp詳細へ

先に読んでた「変数人間」、「変種第二号」、「トータル・リコール」に比べると好みの話は少なかった。


2014-07-11 [長年日記]

PyCharmでgeneratorの型ヒントの書き方 [Python]

list of yieldするデータの型

collections.Iterable[yieldするデータの型]
をアノテーションに書く。

def my_iter():
  """
  :rtype : collections.Iterable[int]
  """
  yield 1
  yield 2
  yield 3


via

Type Hinting in PyCharm


2014-07-08 [長年日記]

ムカシ×ムカシ [novel]

森さんの本を読んで、謎が解けてスッキリした感を味わうの、久しぶりな気がする。

ムカシ×ムカシ (講談社ノベルス)

  • 作者: 森 博嗣
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売: 2014-06-05
  • ASIN: 4062990202
  • メディア: 新書
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2014-07-04 [長年日記]

ビブリア古書堂の事件手帖 5 [novel]

なるほどそれで3本とも、長く連れ添った、でも今は離れてしまった夫婦の話なのか、と。
それがテーマだったのか。

ビブリア古書堂の事件手帖 (5) ~栞子さんと繋がりの時~ (メディアワークス文庫)

  • 作者: 三上 延
  • 出版社/メーカー: KADOKAWA/アスキー・メディアワークス
  • 発売: 2014-01-24
  • ASIN: 4048662260
  • メディア: 文庫
  • amazon.co.jp詳細へ

2014-07-03 [長年日記]

ハリウッドの恐怖 [novel]

ロバート・ブロックはいわずとしれた映画「サイコ」の原作者。
短編の名手という印象がある。
さらに井上雅彦さん編でのアンソロジーということで期待大。

予期せぬ結末3 ハリウッドの恐怖 (扶桑社ミステリー)

  • 作者: ロバート ブロック
  • 出版社/メーカー: 扶桑社
  • 発売: 2014-05-31
  • ASIN: 4594070450
  • メディア: 文庫
  • amazon.co.jp詳細へ

で、真ん中ぐらいまで、確かにすごく"うまい"のだけれど、なんかぐっとくるものがないなぁ、などと思ってしまった。
ところがところが、後半巻末からの4作品はどれもすごい!
「心変わり」「弔花」の、わりと安定のオチながら、それを雰囲気たっぷりに書き切っている。
「ムーヴィー・ピープル」はもう圧巻。発想も凄いし、描き方もすごい。手紙のところが読んでいてゾクゾクするぐらい。そのあとのオチはもうそこまで来たら予測できるものだろうけど、それでも最後の1文が、オチの顕れ方が非常にスマート。


あ、あと中ほどの、「プロットが肝心」はまさに井上雅彦さんの好みの作品だったろうなぁ、と。