過去の日記

2012-08-01 [長年日記]

7月の読書メーター

読んだ本の数:11冊
読んだページ数:3922ページ
ナイス数:17ナイス

天地明察(下) (角川文庫)天地明察(下) (角川文庫)
下巻後半になってようやく冲方丁の小説を読んでいる感覚になってきてすごくワクワクした。「マルドゥック・スクランブル」が短い時間の出来事を長く描写しているのに対して、此方は長い時間の出来事を短く描写している。真逆なのにどっちも「密度が濃い」という感覚を受けるのが不思議。小説の「密度」って何なのだろう、とちょっと考えた。
読了日:07月30日 著者:冲方 丁
天地明察(上) (角川文庫)天地明察(上) (角川文庫)
読了日:07月30日 著者:冲方 丁
MM9 (創元SF文庫 )MM9 (創元SF文庫 )
怪獣モノとイーガンが好きな人は必読。
読了日:07月21日 著者:山本 弘
それゆけ! 宇宙戦艦ヤマモト・ヨーコ 【完全版】11 (朝日ノベルズ)それゆけ! 宇宙戦艦ヤマモト・ヨーコ 【完全版】11 (朝日ノベルズ)
読了日:07月20日 著者:庄司 卓
1999年のゲーム・キッズ(下) (星海社文庫)1999年のゲーム・キッズ(下) (星海社文庫)
世にも奇妙な物語の「女は死んでない」の原作があった。ポケベルが古めかしいけど傑作。原作はここで終わっていたのね……。
読了日:07月18日 著者:渡辺 浩弐,竹
天使と宇宙船 (1965年) (創元推理文庫)天使と宇宙船 (1965年) (創元推理文庫)
図書館万歳。短編とショートショートが交互に配置。「ミミズ天使」が読みたかったのだけど、面白かった。解決の仕方が凄い! ショートショートだと「非常識」が凄い。「唯我論者」「挨拶」が面白かった。短編は異色作家短編集で結構読んでいて、星新一訳文のあとではちょっとつらい。順番正解だった。
読了日:07月18日 著者:フレドリック・ブラウン
さあ、気ちがいになりなさい (異色作家短編集)さあ、気ちがいになりなさい (異色作家短編集)
「みどりの星へ」は読んだことがある。でもどこで? という謎が残った。
読了日:07月14日 著者:フレドリック・ブラウン
ふわふわの泉 (ハヤカワ文庫JA)ふわふわの泉 (ハヤカワ文庫JA)
エンターブレイン版を持っていてもやっぱり買ってしまう。そして読み始める。もう何十回も読んでいるのに。1文追加されているのを発見。ちょっと不自然な感じに言葉が足りないところだったので、こちらの方が本来の形なのかも。
読了日:07月12日 著者:野尻抱介
火星ノンストップ (ヴィンテージSFセレクション―胸躍る冒険篇)火星ノンストップ (ヴィンテージSFセレクション―胸躍る冒険篇)
「火星ノンストップ」さすがの表題作。荒唐無稽さゆえに時代を超えたオリジナリティを獲得してるのかも。「シャンブロウ」この類型のお話の原型なのだろうか。圧倒的な描写力。「ラムダ・1」この作者の話、もっと読みたいなぁ。その他の作品も古びていないものを採録したのだろう。もちろん古めかしくはあるのだけど、それでも面白く読めた。
読了日:07月09日 著者:
拡張幻想 (年刊日本SF傑作選) (創元SF文庫)拡張幻想 (年刊日本SF傑作選) (創元SF文庫)
円城塔が圧巻。ルリヤの「偉大な記憶力の物語」を読んでいてよかった。理山貞二が拾い物。とても面白かったし、何よりエンタテインメント性高し。
読了日:07月09日 著者:
空の中空の中
【白鯨】の意識の在り方や構成物や飛ぶ原理などを横に置いておいて、人間側の反応をメインに、しかもごくごく狭い範囲の集団の話だけで語りきってしまうところはすごい。なんて、そんな御託などどうでもいいほど傑作。
読了日:07月06日 著者:有川 浩

2012年7月の読書メーターまとめ詳細
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