過去の日記

2012-06-01 [長年日記]

5月の読書

5月の読書メーター
読んだ本の数:18冊
読んだページ数:4895ページ
ナイス数:23ナイス

トンデモ本?違う、SFだ!RETURNSトンデモ本?違う、SFだ!RETURNS
これ「人類SOS」のスチールじゃないよね? BBCのテレビドラマの方だよね? と思った。「時の果てのフェブラリー」が「ストーカー」の影響を受けていると知って嬉しかった。「ストーカー」を読んだ時に(2008年頃に再刷がかかったから読めた)そう感じたことが、間違いじゃないと判ったから。
読了日:05月31日 著者:山本 弘
青い星まで飛んでいけ (ハヤカワ文庫JA)青い星まで飛んでいけ (ハヤカワ文庫JA)
最後の楽しみのはずだった表題作だけが実は既読だったという、極めて個人的なガッカリとともに読了。イーガン好きなら「守るべき肌」は必読かな、と思った。もちろん、あくまでも幕引きの感覚はイーガンのそれとは大違いで面白い。
読了日:05月29日 著者:小川 一水
文庫 オウムからの帰還 (草思社文庫)文庫 オウムからの帰還 (草思社文庫)
読んだ限りでは、マインド・コントロールらしいマインド・コントロールを受けてない(素朴な洗脳的な手法は受けていても)。サティアンの中にあっても客観的に状況や出来事を判断している。情報が遮断されているので客観的な判断といっても限界があるが、いったん疑念を持ったあと自分から情報を収集することができる立場も柔軟さを持っていた。側近として幹部になれなかったのも当たり前のような気はする。
読了日:05月27日 著者:高橋英利
1999年のゲーム・キッズ(上) (星海社文庫)1999年のゲーム・キッズ(上) (星海社文庫)
読了日:05月23日 著者:渡辺 浩弐,竹
とある飛空士への恋歌 5 (ガガガ文庫)とある飛空士への恋歌 5 (ガガガ文庫)
読了日:05月23日 著者:犬村 小六
とある飛空士への恋歌 4 (ガガガ文庫)とある飛空士への恋歌 4 (ガガガ文庫)
読了日:05月23日 著者:犬村 小六
とある飛空士への恋歌3 (ガガガ文庫)とある飛空士への恋歌3 (ガガガ文庫)
読了日:05月22日 著者:犬村 小六
自然災害とストレスマネジメント自然災害とストレスマネジメント
読了日:05月21日 著者:磯野 清
海が呑む 3.11東日本大震災までの日本の津波の記憶海が呑む 3.11東日本大震災までの日本の津波の記憶
収録作はどれも単純な記録ではなくて、記憶や記録《に関する物語》である。筆者は「記録を残す」ために書いてはいない。自分の中の何がこうも自分を突き動かすのか? という点を文の端に残している。新しく収録された寄稿も同じ。「なぜ都会からきた人はこんなことを聞くのか?」という疑問ののち「なぜ自分たちはこのような土地に住むのか?」という自問に至った時、この寄稿は体験記から離れていく。この本の価値は《そこ》に存在する。
読了日:05月16日 著者:花輪莞爾,山浦玄嗣
GANTZなSF映画論 (集英社新書)GANTZなSF映画論 (集英社新書)
「荒木飛呂彦の奇妙なホラー映画論」もそうだったけど、評論風じゃなくて素直に"この作品のここが好き"という話なので気持ちよく読める。これまた「荒木飛呂彦の〜」と同じなのだけど、じゃっかんネタバレが気になった箇所も。
読了日:05月14日 著者:奥 浩哉
サマー/タイム/トラベラー2 (ハヤカワ文庫JA)サマー/タイム/トラベラー2 (ハヤカワ文庫JA)
7年目の再読。1の感想と重複するが、フィニィ「ゲイルズバーグの春を愛す」(浴衣の柄!!)と、バズビイ「ここがウィネトカなら、きみはジュディ」を読んでいることで、随分と見え方が変わっていることに気付く。1の読了時の感想で、フィニィと「ここがウィネトカなら〜」を引き合いに出したのはけっこう的を射ていたんじゃないかと、そう思いながら読んでいた(再読なんだからそれも当たり前か)。
読了日:05月14日 著者:新城 カズマ
とある飛空士への恋歌 2 (ガガガ文庫)とある飛空士への恋歌 2 (ガガガ文庫)
読了日:05月13日 著者:犬村 小六
とある飛空士への恋歌 (ガガガ文庫)とある飛空士への恋歌 (ガガガ文庫)
読了日:05月11日 著者:犬村 小六
サマー/タイム/トラベラー (1)  ハヤカワ文庫 JA (745)サマー/タイム/トラベラー (1) ハヤカワ文庫 JA (745)
7年目の再読。この7年でフィニィをたくさん読んだとか、ボルヘスの「伝奇集」で挫折したとか、「ここがウィネトカなら、きみはジュディ」がなんとアンソロジーで出たとか、色々と《こちら側》の下地が変わっていて、「もう一度読んでみる価値」は期待していた以上に大きくなってた。あまり繰り返して読めるタイプの話じゃないので(もちろん私にとっては、という意味だけど)、望外に嬉しい。
読了日:05月10日 著者:新城 カズマ
流星事件 (角川ホラー文庫)流星事件 (角川ホラー文庫)
「ある年代から能力者がでてくる」作品は数あれど「ある年代から能力者がいなくなる」って設定は珍しいので、どう活かされるのか楽しみだったけど、主人公が能力を隠す理由にしか機能してなくて残念だった。そこが活かされないと新鮮味に欠けるかな。
読了日:05月08日 著者:面出 明美
ナゴム、ホラーライフ 怖い映画のススメ (幽ブックス)ナゴム、ホラーライフ 怖い映画のススメ (幽ブックス)
「メタホラー映画好き」を自称することも多い私ですが、「ホラー映画が好きな人がホラー映画について語っている」コンテンツが好きなのだなぁ、と改めて認識した一冊。
読了日:05月07日 著者:綾辻行人、牧野修
痕跡本のすすめ痕跡本のすすめ
ちょこちょこと読んでいた。読み終えたばかりの本が登場するという奇偶あり。「悪は花の如く」の方に一票(多分間違いだろうけどそうとしか読めない)。
読了日:05月04日 著者:古沢 和宏
ビブリア古書堂の事件手帖 2 栞子さんと謎めく日常 (メディアワークス文庫)ビブリア古書堂の事件手帖 2 栞子さんと謎めく日常 (メディアワークス文庫)
前巻と比べてかなり面白く読めた。何も知らないから仲よくつきあえた元彼女と、何かを知るごとに距離がうまれる栞子さんとの関係性がうまい。美しい。
読了日:05月01日 著者:三上 延

2012年5月の読書メーターまとめ詳細
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