過去の日記

2012-02-23 [長年日記]

Pogoplugのソフトウェア版を買ってみた [etc][tech]

ソフトウェア版、なぜか"容量の追加"のリンクにあるという謎。
英語サイトから米ドルで決済した。
ダウンロードしたソフトは日本語でインストールできた。
というか、シリアルナンバーを受け取れるだけで、表向きインストールするのは通常のクライアントソフトと同じようだ。
(追記:現在は PogoplugBackup と PogoplugPC に分離しているみたい)

MacやWindowsにインストールしたあと、アップグレードというボタンからプレミアムライセンスを入力すると、MacやWindowsに共有フォルダが作れる。

ハードウェア版のPogoplug同様に、家庭内LANの外のネットワークからもマシン上で設定したフォルダにアクセスできるはずだけど試してない。

それはそうと、気がついてはいたのだけど、家庭内のルータからインターネットへのアクセスが切れると同じLAN上にあってもアクセスできなくなるのは残念。
これは改善できないものかなー?


本題のメモ。
Linux(Debian)にドライバを入れた時の作業履歴。

https://pogoplug.com/ja/downloads

からLinuxのドライブアクセスをダウンロード。

aptitude search fuse や Synaptic パッケージマネージャで

  • fuse-utils
  • libfuse2

がインストール済みなのを確認。


方法1

参考は日経Linux 2011年5月号。
Root権限で動かす。

cd /usr/local/bin
sudo tar xzfv ~/ダウンロード/pogopluginstall.tar.gz

mkdir ~/pogodrive/
sudo pogoplugfs --user YOUREMAIL --password YOURPASSWORD --mountpoint ~/pogodrive --fuseopts allow_other & 

で実行する。
pogodriveの中に現れるファイルの所有者がrootになっているが、ユーザー権限での書き込みは可能。


方法2

参考にしたのは、

How to Install Pogoplug Drive on Ubuntu 10.04 Lucid Lynx: Pogoplugged

ユーザー権限で fspogoplug を動かしてしまう。

cd
mkdir fspogoplug
cd fspogoplug
tar xzfv ~/ダウンロード/pogopluginstall.tar.gz

でもこのあと/media配下にフォルダを作成している。せっかくユーザ権限で動かすというのに、なんでそこに作るんだろう? もちろん、慣習だというのは分かっているけど。
ともかく、自分は、

sudo usermod -a -G fuse $(id -u -n)
mkdir ~/pogodrive/
./pogoplugfs --user YOUREMAIL --password YOURPASSWORD --mountpoint ~/pogodrive

とした。
しかしエラー発生。

[Fedora] sshfsを使用する - Life with IT

を参考に、

sudo chmod o+rw /dev/fuse
sudo chmod 4755 /usr/bin/fusermount
sudo chmod o+rw /etc/fuse.conf

を順に実行。
ユーザ権限で /etc/fuse.conf が書き換えられるようにしているのだが、この是非はよく分からない。

pogoplugfs の実行を全てをフルパス記述にすると、GNOMEの設定にある「自動起動するアプリ」に書き加えることができるようになって、ログインしたときに自動でpogoplugにつながるのが便利。


というメモ。


2012-02-21 [長年日記]

ランチャー [AppStore][mac]

試してみた。

リンク削除


Sapiens Mac App: mouse-gesture activated launcher that predicts the applications you will need


Introducing Sapiens from Sapiens App on Vimeo.


マウスを円上にぐるぐるっと回すとランチャーが出てくる。
たまに意図しないときにでてくると「お前じゃない!」と思ってしまうのが愛嬌。
ランチャーを出してキーボードをタイプするとインクリメンタルサーチしてくれる。Quicksilverと違って"terminal"と打っても Terminal.app を探してくれない。"ターミナル"と打たないと駄目。地味に面倒。まぁiTermを使えばいいのだけど。Applicationsの中にaliasで置いてあるものも検索してくれない。あとドキュメントも検索対象外*1
なので、"ファイル名"をタイプして探すというQuicksilverとはコンセプトがそもそも違う感じ。あくまでアプリケーションのランチャーという範囲に留まろうとしている感じ。

気にいったのは、Finderでファイルをドラッグした状態でマウスをぐるぐるっと回してもこのランチャーが起動してきて、その時にはドラッグ中のファイルを取り扱うアプリケーションが出てくるところ。
上に貼った紹介ビデオにも出てくるのだけど、この機能がピンポイントで気に入ったので使っている。


QuicksilverやAlfredとは方向性が違って、面白い。


追記
アップデートされないのでもうオススメできない。

*1 多分。設定項目には見つけられなかった。


2012-02-10 [長年日記]

Mac上の電子書籍ビューワー [etc][mac][AppStore]

AppStoreでextension:epubで検索して出てきた、iBooks Authorを除けば唯一の無料ソフト(執筆時点)。

Ehon(リンク解除)

epub、pdfに、zip圧縮した画像ファイルと閲覧は一通りこなす。
grepができないとか、ページ送りのキーボードショートカットがないとか、これがあれば十分! という感じではない。
そのあたりはこれからに期待ということで、ひとまずMacでの閲覧用に。


追記
epubの閲覧だけなら、もっとずっとシンプルなアプリもあとになって登場。

Kitabu


2012-02-08 [長年日記]

フォント管理 [AppStore]

例によってメモ。

Fontcase (リンク解除)

3,000円なり。

ランチャー [AppStore]

こっちは実際に試してみようかと。

Sapiens (リンク解除)


Sapiens Mac App: mouse-gesture activated launcher that predicts the applications you will need


2012-02-07 [長年日記]

Evernoteの使い方 [etc]

iPod touchでオフライン検索と閲覧のためにProアカウントにしてある。
でも、Proアカウントにするようなヘヴィな使い方ではない。ちょっともったいない。
そこで……Webを閲覧してちょっと気になったものや、一通り目を通したものはClearlyで表示してEvernoteへ取り込んでしまうことにした。
1日に1回ぐらい、inboxから1つのノートブックに移動する。

そのノートブックの名前は「記憶箱」。
それでも、全然アップロード上限には至らない。
iPod touch上のデータだって1GBにも遠く及ばない。

ジョン・カーペンター本 [book][movie]

映画秘宝がジョン・カーペンターだけで1冊本を作ってしまった。
といっても何ヶ月か前の本だ。
気づかずにいた本を見つけられたのはジュンク堂仙台LOFT店の担当者のおかげ。あそこの映画の棚は楽しい。

映画秘宝ディレクターズ・ファイル ジョン・カーペンター 恐怖の倫理

  • 出版社/メーカー: 洋泉社
  • 発売: 2011-09-30
  • ASIN: 4862488072
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
  • amazon.co.jp詳細へ

とても内容が濃くて、読み終わるのに時間がかかる。
ジョン・カーペンターの研究本としては、翻訳物が先行して出版されているけれど、

恐怖の詩学 ジョン・カーペンター―人間は悪魔にも聖人にもなるんだ (映画作家が自身を語る)

  • 出版社/メーカー: フィルムアート社
  • 発売: 2004-11
  • ASIN: 4845904683
  • メディア: 単行本
  • amazon.co.jp詳細へ

そちらと比べての大きな収穫は、JCをリスペクトする各著名日本人(ただしホラー関係)へのインタビュー。
マウス・オブ・マッドネスのノベライズの朝松健先生へのインタビューが特に楽しみだった。もっと読みたかった!!

マウス・オブ・マッドネス (学研ホラーノベルズ―MOVIE MONSTERセレクション)

  • 作者: 朝松 健
  • 出版社/メーカー: 学習研究社
  • 発売: 1995-05
  • ASIN: 4054005179
  • メディア: 単行本
  • amazon.co.jp詳細へ

あと、前述の訳書ではそれぞれの作品のカタログデータが物足りなかった(巻末に2〜3作品に1ページの割合)のだけど、この本はしっかりと読めた。

内容は濃い。
流れてしまった未映画化の企画についての解説や、脚本段階や撮影段階では存在したが、撮影や編集でカットされたシーンの解説が特に読み応えがある(ジョン・カーペンターは、公開版が最終のディレクターズ・カット版である、と公言している監督でもあるので、編集でカットされたということはつまりこの先見ることは不可能だろう)。

こういうメタな情報に価値を見いだしてしまうあたりが「オタク」だなぁ、と自分でも思う。


他にも鷲巣さんは編集者として、商業誌でカーペンター(とマウス・オブ・マッドネス)を中心に据えた一冊、

ホラーの逆襲―ジョン・カーペンターと絶対恐怖監督たち

  • 出版社/メーカー: フィルムアート社
  • 発売: 1998-12
  • ASIN: 4845998890
  • メディア: 単行本
  • amazon.co.jp詳細へ

も送り出している。
こちらも、マウス・オブ・マッドネスに愛着がある身としては面白い本だった。


……ようやくジョン・カーペンター単独の研究本が出てきたか、と嬉しくなる。