2011-07-21 [長年日記]
■血のバレンタインを見た
リメイク版ではなく、オリジナル。
オーソドックスなスラッシャームービー。
オチも、まぁ、うん。そんなところかな、という感じ。
やっぱり、こういう映画では雰囲気が大事なんだな、ということがよくわかる。
炭坑を舞台にする。
ゆえに、犯人の使う凶器はツルハシ。ゴーグルとマスクをかぶり、作業服を着る。
正体を隠すための、マスクやゴーグルなんていう装束は当然日常の中では目立つはずだ。
でも舞台となるこの町ではありふれている。どこにもある。一年中目にする(のだろう)。
最後のシーンは炭坑。ほとんど迷宮だ。ゆえに犯人は神出鬼没。
色んな要素がうまく噛みあう、このロケーションを思いついたことが映画の価値に結びついている。
けれど、それでも、オーソドックスなスラッシャームービーの枠を超えないところが残念。