2021-10-31 [長年日記]
■青春ブタ野郎, 死んだら飛べる, 筺底のエルピス, 天才感染症, キスギショウジ氏の生活と意見, 横浜駅SF, 有頂天家族
アニメが意外とディテール失われてないんだなぁ。
青春ブタ野郎はプチデビル後輩の夢を見ない
青春ブタ野郎はロジカルウィッチの夢を見ない
鴨志田 一
飛行機にまつわる恐怖短編アンソロジー
『ルシファー!』E・C・タブ 57秒だけ時間を戻せる力を得る話
『仮面の悪魔』 コーディ・グッドフェロー アンソロジー中でオカルティックなものが少なかったので印象ある
『乱気流エキスパート』スティーヴン・キング 妄想だなぁ、と感じるが筆力がすごい
死んだら飛べる
スティーヴン キング 編
よかった。SF者がライトノベルを書くとひと味違う。
筺底のエルピス
オキシ タケヒコ
意外と穏当な終わり。
AIが意思を持っているように「見える」なら意思を持っていると言えるのか? という例の命題の変奏曲のようでもあった。
天才感染症
デイヴィッド・ウォルトン
『十五パズル』よかった。ダークシティっぽい。
『OEの謎』1秒で理解した。
『国境の南』川が国境を決める話。実はロジックミステリィなのでは。素直によい。
キスギショウジ氏の生活と意見
草上 仁
世界の方がメインで、キャラクタとストーリィはサブ。
横浜駅SF
柞刈湯葉
ちゃんと長編なのがよかった。
有頂天家族
森見 登美彦
2021-09-30 [長年日記]
■烏百花 白百合の章, 楽園の烏, フォグ・ハイダ, 方舟は冬の国へ
八咫烏シリーズ短編集と、新章開幕。
短編集はサクサク読めて楽しい。本題に入ったと思ったら終わる感じなのが苦手な人いそう。私は好き。
新章は期待大。いろんなことが隠されていそう。
烏百花 白百合の章
楽園の烏
阿部 智里
戦闘描写回。
フォグ・ハイダ
森 博嗣
16年越しの宿題を終えた。
本当にちょっとずつ読み進めていたけど、半分を越してもエンジンかからなかった。
方舟は冬の国へ
西澤 保彦
2021-08-31 [長年日記]
■狼と羊皮紙V VI, すばらしい新世界, ネコばあさんの家に魔女が来た
バックログ消化できた。
2人の関係性が定まる。
コルは本当に教会の敵になりうる感じの描写。
新説 狼と香辛料 狼と羊皮紙V
新説 狼と香辛料 狼と羊皮紙VI
支倉 凍砂
今になって読むか、という感慨。新訳を初版で買って、世の中がこんなになるまで置いておいたことに意味を見いだしてしまう。
古典でありアーキタイプ。
すばらしい新世界〔新訳版〕
オルダス・ハクスリー
面白かった。
食べ物の描写がよい、というか独特なレシピが興味をひく。
主題は、女の子が親から自立していく時をゆっくりとふんわりと書いていくところ。
最後の方で登場するお父さんができすぎる人で、それでどうしてこうなった感。そこはちょっと首をかしげた。
ネコばあさんの家に魔女が来た
赤坂 パトリシア
2021-07-31 [長年日記]
■2010年代海外SF傑作選, 狼と香辛料XX Spring Log III-V
『ロボットとカラスがイーストセントルイスを救った話』
『内臓感覚』
『良い狩りを』あたり。
『ソフトウェア・オブジェクトのライフサイクル』は面白かったけど、ここに採るには長いのではと感じた。
2010年代海外SF傑作選 ハヤカワ文庫
IIIは再読だった。
狼と香辛料XX Spring Log III-V 支倉 凍砂
2021-06-30 [長年日記]
■馬鹿と嘘の弓, 文学少女対数学少女, 憎悪人間は怒らない, NOVA, 後宮の烏 5
彼女には幸せになって欲しい。
馬鹿と嘘の弓 森 博嗣
『色のない緑』の人だった。たぶんそれで読みたいリストに入れたんだろう。
面白かったかと言われると微妙なラインなのだけど、雰囲気はよい。
こちらの問題で、ミステリィが合わなくなってきたというだけか。
文学少女対数学少女 陸 秋槎
いつも通り。
憎悪人間は怒らない 上遠野 浩平
一番強烈だったのが新井素子さんの著者紹介のページ。
『無脊椎動物の想像力と創造性について』がよかった。
NOVA 2021年夏号
よい。ちゃんと練られている感があって、物語の進行とは別のところで読みたいと思わせる力がある。
続き気になる。
後宮の烏 5 白川 紺子
見破ってやろうとか思わなければ騙されることもない。
ですよねー、という範囲にとどまるだけ。
やっぱりミステリィから離れつつある感。
叙述トリック短編集 似鳥 鶏