2016-10-30 [長年日記]
■絶深海のソラリス
読んでいる側と、主人公の心を折りにいくライトノベル。珍しい。
基本的に悲劇。
状況が絶望的というだけではなくて、主人公たちの選択が裏目裏目に出るあたりが。ただし悪意ある存在がいるので真の悲劇というわけではないか。
■「鬼畜」の家
3件の親による子供の虐待死事件についてのノンフィクション。というかルポルタージュ?
陰画をのぞき込むことで、虐待を虐待だと感じる感性をどうやって自分は獲得したのか? ということに思いをめぐらす。
自分たちは違うと安心するためではなく、自分の子どもたちもそうなるように。