2016-05-15 [長年日記]
2016-04-26 [長年日記]
■小川一水×3
臨機巧緻のディープ・ブルー と 砂星からの訪問者 は同一世界、同一登場人物の続き物。
異星生物とのコンタクト(と戦闘)もの。登場人物がみんな優秀。艦隊のトップを務めている人だから当然優秀。
主人公の好奇心。支援人工知能のポーシャとの小気味よいやりとり。謎多き異星生物。
気持ちいい。
イカロスの誕生日 は結構社会派。重力への干渉ができる翼状の器官を持った
イカロスは、とにかく自由でありたい、という気質を持つ者として描かれる。それゆえに《何者か》に敵視され、社会からゆっくりとはじき出され、居場所を失っていく。
対抗し、イカロスの居場所を作ろうとする人との出会いと闘いが書かれる。
こちらはだいぶ前の作品ということもあって、色々と荒さがあるように感じられる。そういってよければライトノベルっぽい雰囲気がある。でも主人公のキャラクターの気持ちよさがまさる作品だった。
2016-04-19 [長年日記]
2016-04-14 [長年日記]
2016-04-09 [長年日記]
■たそがれゆく未来
書かれて半世紀経ってもなのこの切れ味か! と嘆息するようなすごいものもあれば、なんで収録されたのかな? と首をかしげるものもあったりと。
やっぱり、ここまでテーマを絞ると多様性がなくなってアンソロジーとしての魅力は薄れてしまうなぁ、とまたも思ったこのシリーズであった。