2015-04-22 [長年日記]
■ヒーロー、ヒロインはこうして生まれる
大変面白かった。
6人、3組の対談。
それぞれ特徴があるおかげで、3つの対談も飽きずに読めた。
しかし、小中千昭さんと會川昇さん、小難しい話ばっかりしてるな。基本的には理論だてて書く人たちなんだなぁ。
2015-04-11 [長年日記]
■20世紀SF〈4〉1970年代―接続された女
ティプトリー・ジュニア「接続された女」がまったく古くなってないことがすごい。
あとは「逆行の夏」「あの飛行船をつかまえろ」。
でもどれも傑作揃い。当たり前だが。
2015-04-09 [長年日記]
■紙つなげ!
「復興の書店」を読んだ時も思ったけど、当時、どれだけ本が待ち遠しかったことか。
紙を作る機械の巨大さに、それを動かす大勢の人たちに、圧倒された。
タイトルの「紙つなげ」の意味は読んでみて理解できた。
最期まで読んでみれば納得のタイトルだけど、読むまではピンとこない、でも興味を惹かれる、とてもよいタイトル。
こちらも。
2015-04-07 [長年日記]
■パラノイア
まさかパラノイアのルールブックを日本語で読める日が来ようとは!
出版されていたことに全然気がついてなかった。
これはすごいことだ。
はじめてパラノイアを知ったのは1993〜4年頃なので実に20年以上前、WWW以前のインターネット——要するにNetnewsで読んだのであった。
TRPGのルールブックを買うのも20年以上ぶりだ。
2015-04-01 [長年日記]
■ぽわそん・だぶりる
でした。
■20世紀SF〈3〉1960年代・砂の檻
トリを飾る「月の蛾」がものすごい。見事な《異世界》もの。
なにせ
ダンジョンズ&ドラゴンズというRPGと関連書籍の魔法体系は、ヴァンスの《暮れゆく地球の物語》シリーズの設定から着想された。
ジャック・ヴァンス - Wikipedia
あらゆるRPGの源流とも言えるD&Dの、そのまた源流を書いたような人の作品らしい。
最後、主人公がちょっと変貌しすぎじゃない? とはちょっと思うけど、差し引いても見事な作品。
ワンアイデアものの「何時からおいでで」。
今見たら予定調和的とも言えるオチだけど「街かどの穴」。
あたりが好み。
「コロナ」もよかったなぁ。