過去の日記

2015-04-22 [長年日記]

ヒーロー、ヒロインはこうして生まれる [book]

大変面白かった。
6人、3組の対談。
それぞれ特徴があるおかげで、3つの対談も飽きずに読めた。

しかし、小中千昭さんと會川昇さん、小難しい話ばっかりしてるな。基本的には理論だてて書く人たちなんだなぁ。

ヒーロー、ヒロインはこうして生まれる アニメ・特撮脚本術

  • 出版社/メーカー: 朝日新聞出版
  • 発売: 2015-03-25
  • ASIN: 4022512539
  • メディア: 単行本
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リライブ [novel]

ひっそり。

リライブ (ハヤカワ文庫JA)

  • 作者: 法条遥
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • 発売: 2015-03-20
  • ASIN: 4150311897
  • メディア: 文庫
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2015-04-11 [長年日記]

20世紀SF〈4〉1970年代―接続された女 [novel]

ティプトリー・ジュニア「接続された女」がまったく古くなってないことがすごい。
あとは「逆行の夏」「あの飛行船をつかまえろ」。

20世紀SF〈4〉1970年代―接続された女 (河出文庫)

  • 作者: ジェイムズ・ジュニア ティプトリー,アーシュラ・K. ル・グィン
  • 出版社/メーカー: 河出書房新社
  • 発売: 2001-05
  • ASIN: 4309462057
  • メディア: 文庫
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でもどれも傑作揃い。当たり前だが。


2015-04-09 [長年日記]

紙つなげ! [book]

「復興の書店」を読んだ時も思ったけど、当時、どれだけ本が待ち遠しかったことか。
紙を作る機械の巨大さに、それを動かす大勢の人たちに、圧倒された。

紙つなげ! 彼らが本の紙を造っている

  • 作者: 佐々 涼子
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • 発売: 2014-06-20
  • ASIN: 4152094605
  • メディア: 単行本
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タイトルの「紙つなげ」の意味は読んでみて理解できた。
最期まで読んでみれば納得のタイトルだけど、読むまではピンとこない、でも興味を惹かれる、とてもよいタイトル。


こちらも。

復興の書店 (小学館文庫)

  • 作者: 稲泉 連
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売: 2014-11-06
  • ASIN: 4094061010
  • メディア: 文庫
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復興の書店

  • 作者: 稲泉 連
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売: 2012-08-06
  • ASIN: 4093798346
  • メディア: 単行本
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2015-04-07 [長年日記]

パラノイア [book][game]

まさかパラノイアのルールブックを日本語で読める日が来ようとは!
出版されていたことに全然気がついてなかった。
これはすごいことだ。

パラノイア【トラブルシューターズ】

  • 作者: Dan Gelber,Eric Goldberg,Greg Costikyan
  • 出版社/メーカー: ニューゲームズオーダー
  • 発売: 2014-12-25
  • ASIN: 4908124019
  • メディア: 大型本
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はじめてパラノイアを知ったのは1993〜4年頃なので実に20年以上前、WWW以前のインターネット——要するにNetnewsで読んだのであった。
TRPGのルールブックを買うのも20年以上ぶりだ。


2015-04-01 [長年日記]

20世紀SF〈3〉1960年代・砂の檻 [novel]

20世紀SF〈3〉1960年代・砂の檻 (河出文庫)

  • 作者: アーサー・C. クラーク,ロジャー ゼラズニイ,ハーラン エリスン,サミュエル・R. ディレイニー,J.G. バラード
  • 出版社/メーカー: 河出書房新社
  • 発売: 2001-02
  • ASIN: 4309462049
  • メディア: 文庫
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トリを飾る「月の蛾」がものすごい。見事な《異世界》もの。
なにせ

ダンジョンズ&ドラゴンズというRPGと関連書籍の魔法体系は、ヴァンスの《暮れゆく地球の物語》シリーズの設定から着想された。

ジャック・ヴァンス - Wikipedia

あらゆるRPGの源流とも言えるD&Dの、そのまた源流を書いたような人の作品らしい。
最後、主人公がちょっと変貌しすぎじゃない? とはちょっと思うけど、差し引いても見事な作品。

ワンアイデアものの「何時からおいでで」。
今見たら予定調和的とも言えるオチだけど「街かどの穴」。
あたりが好み。
「コロナ」もよかったなぁ。