過去の日記

2013-11-08 [長年日記]

キウイγは時計仕掛け [novel]

オールスターキャスト。
この人たちが集まる舞台として建築学会の全国大会をチョイスするのは納得というほかない。
事件の方は……なんというか登場人物の変化を書くために起きた、みたいな雰囲気。

キウイγは時計仕掛け (講談社ノベルス)

  • 作者: 森 博嗣
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売: 2013-11-07
  • ASIN: 4061828983
  • メディア: 新書
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p150

「恐くないってだけで、もう普通じゃないよ」


2013-11-07 [長年日記]

私と悪魔の100の問答 [novel]

"最強"さんまで出張ってきたのにつつがなく終わってしまった。
子どもに読ませたい(もしくは中学か高校で読みたかった)感じ。

私と悪魔の100の問答 Questions & Answers of Me & Devil in 100 (講談社ノベルス)

  • 作者: 上遠野 浩平
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売: 2013-10-08
  • ASIN: 4061828924
  • メディア: 新書
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2013-10-22 [長年日記]

順列都市 つまみ読み [novel]

ちょっと気になったことがあってざっくりと読み返してみた。

順列都市〈上〉 (ハヤカワ文庫SF)

  • 作者: グレッグ イーガン
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • 発売: 1999-10-01
  • ASIN: 4150112894
  • メディア: 文庫
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世界のどこかに存在する計算機の、余っている計算能力に対してある金額で入札してその計算能力を借りる。
やがてより高い入札金額を提示する者がでて、今の入札金額では計算が続けられなくなり、タスクを終了させられてしまう。
20年前のSF小説のビジョンの確かさにビックリした。

日本SF短篇50 V [novel]

ここまで来ると読んでいる短編は多い。未読は3篇だけだった。

日本SF短篇50 V: 日本SF作家クラブ創立50周年記念アンソロジー (ハヤカワ文庫 JA ニ 3-5)

  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • 発売: 2013-10-10
  • ASIN: 4150311315
  • メディア: 文庫
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2013-10-21 [長年日記]

天冥の標 [novel]

「宿題」気味だった天冥の標を一気に読んだ。これはすごい。面白すぎる。

天冥の標Ⅳ: 機械じかけの子息たち (ハヤカワ文庫JA)

  • 作者: 小川 一水
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • 発売: 2011-05-20
  • ASIN: 4150310335
  • メディア: 文庫
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天冥の標Ⅴ: 羊と猿と百掬(ひゃっきく)の銀河 (ハヤカワ文庫JA)

  • 作者: 小川 一水
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • 発売: 2011-11-25
  • ASIN: 4150310505
  • メディア: 文庫
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天冥の標6 宿怨 PART1 (ハヤカワ文庫JA)

  • 作者: 小川 一水
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • 発売: 2012-05-10
  • ASIN: 415031067X
  • メディア: 文庫
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天冥の標6 宿怨 PART 2 (ハヤカワ文庫JA)

  • 作者: 小川 一水
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • 発売: 2012-08-23
  • ASIN: 4150310807
  • メディア: 文庫
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天冥の標 6 宿怨 PART3 (ハヤカワ文庫JA)

  • 作者: 小川一水
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • 発売: 2013-01-25
  • ASIN: 4150310947
  • メディア: 文庫
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こうやって並べてみるとAmazonの書誌規則いつまでたっても適当だなぁ。

「冥王班ウィルスを根絶する薬」がまさかこんな風に出てくるとは思わなかった。
500年望まれていたのに、500年の時の重み故に存在を抹殺されるというのも切ない。

今までに読んだ物語の中で、もっとも残酷な「愛しています」の言葉に肌が粟立った。


2013-10-12 [長年日記]

ビブリオバトル [book]

ビブリオバトルの目標は普通名詞になること、というあたりがなるほど、という感じ。

ビブリオバトル 本を知り人を知る書評ゲーム (文春新書)

  • 作者: 谷口 忠大
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売: 2013-04-19
  • ASIN: 4166609017
  • メディア: 新書
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ビブリオバトルの公式ルールに「レジュメを用意してはいけない」というのがない、というのがちょっと意外だったが、
p170

一方で、僕たちが禁じたいのは「ただレジュメを読み上げるだけの発表」なのだが、そのような発表では、公式ルールでわざわざ禁じなくても、まず『チャンプ本』に選ばれることはない。だからルールで縛る必要はないだろうというのが、僕たちのかんがえだ。
つまり、「○○をやったらルール違反」という意味での霊薬の側ではなく、「○○をやったらまず勝てないのでやめた方がいい」というゲームの勝敗の側でカバーできると考えている。

のあたりで納得した。