2013-05-29 [長年日記]
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■氷菓, 愚者のエンドロール
ミステリィ映画に関する話といえば、「愚者のエンドロール」の後書きにもあるとおり、「探偵映画」を彷彿とする。
我孫子武丸は「探偵映画」のあとがきで、「探偵映画という映画」か「探偵小説という小説」であるべきだった、という趣旨のことを書いていたと記憶しているが、「愚者のエンドロール」を読んでいやそんなことないぞ、と思った。
過去のシーンを参照するのが難しい映画では、やはりミステリィとしてのありかたが違うんじゃないかと思った。
つまりは、映画の謎解きを映画の中でするって、ひどく難しいんじゃないか、と。