過去の日記

2013-09-08 [長年日記]

時を生きる種族 [novel]

「努力」はすごい作品だったなぁ。直前の「緑のベルベットの外套を買った日」とのギャップがあって余計に。

時を生きる種族 (ファンタスティック時間SF傑作選) (創元SF文庫)

  • 作者: R・F・ヤング,フリッツ・ライバー他
  • 出版社/メーカー: 東京創元社
  • 発売: 2013-07-21
  • ASIN: 4488715044
  • メディア: 文庫
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アンソロジーなのでどれも水準以上なわけで、あとはお好みで、てなもんでしょう。
上2作がお気に入り。


2013-09-04 [長年日記]

リビジョン, 404 Not Found [novel]

記録だけ。

リビジョン (ハヤカワ文庫JA)

  • 作者: 法条 遥
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • 発売: 2013-07-24
  • ASIN: 415031120X
  • メディア: 文庫
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404 Not Found (講談社ノベルス)

  • 作者: 法条 遥
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売: 2013-02-07
  • ASIN: 4061828622
  • メディア: 新書
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2013-08-29 [長年日記]

マネーボール [book]

すごく痛快で面白かった。

マネー・ボール〔完全版〕 (ハヤカワ・ノンフィクション文庫)

  • 作者: マイケル・ルイス
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • 発売: 2013-04-10
  • ASIN: 4150503877
  • メディア: 文庫
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金満球団と渡り合うために「他の球団の評価が低い選手たち」の中から、「安くて」「勝てる」選手を選択する必要にせまられた球団のゼネラルマネージャー。
ひどく曖昧で妥当性が薄い尺度で選手を評価し続ける野球界にあって、はたして彼は何をもって選手を評価し、チームを作り、思想を浸透させていったのか。
その様はひどく痛快だ。

"アウトにならない割合"が高い選手が評価できる選手である。
出塁した内容はなんだってもいい。四球でもヒットでも同じなのだ。
極端に言えばシングルヒットでもホームランでもさほど変わりはない。
なぜならとにかくアウトになりさえしなければ——3アウトにならないかぎり——攻撃は続くのだから。

というのが根本のところ。

なぜそう考えるに至ったのか、その源泉はどこにあったのか。
また、その方針でチームを作ったおかげで人生が変わった(あるいは、変えられた)人たちがいる。その人たちが辿った軌跡が描かれている。
一人の男にスポットをあてながらも、半分は群像劇のようでもある。

その様は、凡百の小説を超えている。


あとがきから

メジャーリーグの球団はビジネスではなく、社交クラブなのだから……。ビジネスであれば、効率に秀でたライバルがもし商売の秘訣を打ち明けてくれたら、大喜びだろう。眉唾ものだと感じたにせよ、本を手に取り、中身をのぞいてチェックするはずだ。多少は検討してみるにちがいない。ところが、ベースボールでは違う。ベースボールの世界では、誰もが激怒した。社交クラブにとってこの本は読むに値しないものだった——球団経営者たちは、読んでいないことを繰り返し自慢した。


2013-08-28 [長年日記]

バイロケーション [novel]

SF風ホラー、ミステリ風味。
自分は残念ながら途中で気づいたのでミステリ風味が邪魔をしてる感じがした。
でもかなり楽しめた!

バイロケーション (角川ホラー文庫)

  • 作者: 法条 遥
  • 出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)
  • 発売: 2010-10-23
  • ASIN: 4043943873
  • メディア: 文庫
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2013-08-24 [長年日記]

夏の終わりの花火 [etc]

今年もオートモードでしか取れないデジカメ。